こんにちは、みおです。
今回は自己肯定感が低い方に向けたお話をします。
「自分に自信がない」「人からの評価が気になる」「失敗が怖い」などの悩みは、自己肯定感が低い方の多くが抱えている問題と言えます。周りから「気にしすぎ」などと一蹴されれば、さらに自分を責める結果となるでしょう。
自己啓発本やネットの情報などに目を通せば、自己肯定感を高める手段はいくつも出てきます。しかし、そもそも自己肯定感の低い方が自信をつけるのは至難の業ではないでしょうか?「自分軸で生きなさい」などと諭されても、そう簡単に変えられるものではありません。
だからこそ私は少し目線を変えて、自信ではなく勇気が持てるよう、心のお守りを作ることにしました。
どれだけ努力しても自信が持てないと悩むあなたへ。この記事では、私のお守りの1つである『尊敬する上司の言葉』をご紹介します。
自信を持つのは難しい
自己啓発本やネットの情報を参考に意識改革をした結果、自信が持てるようになった方もいらっしゃるでしょう。しかし自己肯定感の低い方が、そのような方法で自信をつけるのは相当難しいのではないでしょうか?
少なくとも今のところ、私にはできていません。どれだけ意識を変えようと努力しても、他人と比べて自分は劣っていると感じるし、周囲と同じことができているのか気になります。
- 「他人と比べるな」
- 「人の評価を気にするな」
- 「自分軸で生きろ」
などと言われても、
それができないから苦労しているんです!
と叫びたくなってしまうのです。
自己肯定感が低い方は、些細なミスでも落ち込んでしまいがちですよね。
他愛もない友人との雑談ですら、間違ったことを発言して笑われれば、その後何時間も引きずってしまうことだってあり得ます。友人との会話はコミュニケーションの一環ですから、小さな間違い程度で嫌われたりバカにされたりするはずはありません。それでも1人で恥ずかしくなり、発言を後悔してしまうのです。
それが仕事となればさらに落ち込み度合いは大きいでしょう。周囲は全く気にしていないことですら、何日もそれに囚われ鬱々とするかもしれません。
些細な失敗すらも思い悩んでしまう方が、自己肯定感をを高めるのはとても難しい。だからこそ私は自信ではなく、落ち込んだ時に勇気が持てる言葉を集め、心のお守りにしています。
自信が芽生えた上司の言葉
「同じ人間は2人もいらない」
これは、私が尊敬する元上司の言葉です。
当時入社2年目、22歳だった私は、同じ部署の3歳年上の女性に憧れてを抱いていました。忙しい業務も淡々とこなし、次々と仕事をさばいていた彼女の姿が、とても魅力的に見えたのです。
冒頭の上司の言葉は、そんな若かりし頃の私に投げかけれらたものでした。
言葉の真意
先輩のような仕事の進め方をしたい。そう思っていた私はある日、彼女にそれを伝えました。
「先輩みたいになりたい」
すると、それを聞いていた上司が間髪入れずに「え~!?やだよ!」と非難の声を上げました。上司は先輩の仕事ぶりを買っているはずなのに、どうして否定するのか。不思議に思っていると、続けざまにこう言ったのです。
「同じ人間は2人もいらない」
それを聞いた先輩も、笑いながら上司に同意しました。そして、意味が分からず首をかしげる私に説明してくれたのです。
「私ができなくてアナタができることもあるんだよ。全員同じ人だったら、考え方も仕事の進め方も1つだけになっちゃうでしょ。みんな違うからいいんだよ」
当時の私は、自分が会社に貢献できているのか常に不安で自信がありませんでした。上司や先輩からどう思われているかも気にしていたため、この言葉の衝撃は今でも忘れません。
同時にこの言葉のおかげで、私は生まれて初めて自分が認められた気持ちになれたのです。
- 他人と違って当たり前
- 私は私のままでいい
- 違うからこそ価値がある
ミスをして落ち込んだり、何かを注意されたりした時。私は今でもこの言葉を思い出し、自分を励ましています。
結果15年以上も助けられてきたのですから、まさしく心のお守りと言えるでしょう。
自信ではなく勇気を
そうは言っても、もちろんその言葉1つで自己肯定感がみなぎった!なんてことありません。これはあくまでも、落ち込んだ時に自分を励ますお守りとして、私が大切にしている言葉の1つです。
- 人と比べて落ち込んだ時
- 誰かに嫌われているかもと感じた時
- 失敗を引きずってしまう時
この言葉を思い出し、自分をなぐさめています。
自己肯定感が低くて自信が持てなくても、こんな風に心のお守りがあれば、自然と勇気が湧いてくるのです。
勇気の出る言葉を集めよう
自己肯定感を高めて自分に自信をつけたい。しかし、それができないから悩んでいる。
そんな方は無理に自信をつけようとするのではなく、励みになった言葉や自分を認めてくれた言葉を拾い集め、それを心に刻む方法を試してみてはいかがでしょうか。
家族、友達、先生、上司、同僚。自分以外の誰かにもらったほんの些細な言葉でも、嬉しかったり前向きになれたりした言葉は、あなたの勇気となり立ち直る手助けをしてくれるかもしれません。
もらった言葉を日々、自分自身に語りかける方法もおすすめです。
- あの人は自分を認めてくれた
- この人の言葉が私の考え方を変えてくれた
- 親から言われた一言が心に響いた
そうした言葉を集めてみると、あなた専用の心のお守りが、意外とたくさん見つかるかもしれませんよ。
まとめ
上司から貰った「同じ人間は2人もいらない」という言葉。それは15年以上経った今も、私の心のお守りとして残っています。
あなたはどうでしょうか?過去を思い返して、1度でもそんな言葉をかけてもらった記憶はありませんか?もしあるのなら、それをあなた専用のお守りにしてください。どうしても見つからなければ、私の尊敬する上司の言葉をご自身のものとして思い出してみましょう。
他人と違うからこそ自分には価値がある
あなたの落ち込んだ気持ちが、少しでも上昇してくれることを祈ります。