生きづらさと決別するために学ぶアドラー心理学

みお

こんにちは、みお(@miocatebig)です。
今回は、アドラー心理学についてお話します。

アドラー心理学とは、オーストリア出身の精神科医アルフレッド・アドラーが、20世紀初頭に提唱した心理学です。あなたが生きづらさを抱えている場合、アドラー心理学を学ぶことで解決の糸口が見つかるかもしれません。

目次

アドラー心理学の考え方

筆者はアドラー心理学を”嫌われる勇気”(著者:岸見一郎/古賀史健)という本で学んでいます。嫌われる勇気は2013年に発行され、世界的なベストセラーとなった著書です。

アドラー心理学を伝える『哲人』と、哲人の話に異を唱える『青年』の対話形式で話が進み、具体的な事例をまじえながらアドラーの思想が語られていきます。

すべては対人関係

アドラーは、すべての悩みは対人関係の悩みだと断言しています。そのためアドラー心理学は、他人との関係で悩んでいる人や生きづらさを抱えている人におすすめです。

特に筆者のように自己肯定感が低い人にうってつけ。他人の評価が気になる・劣等感が強いなど、自分軸で物事を考えられない人に知ってほしいです。

課題の分離

アドラー心理学では、自分と他人の課題を明確に分離するよう推奨されています。

たとえば上司の指示を「効率的ではない」と感じた場合、あなたならどうしますか?企業に属す会社員であれば、上司の機嫌や自分への評価を気にして、黙って指示に従う人が多いのではないでしょうか?

しかしアドラー心理学では、『効率の良い別の案を提示するのは自分の課題・それをどう受け止めるかは上司の課題』と考えます。自分の意見を伝えた結果、上司の機嫌が悪くなってもそれは自分の課題ではない、という思想です。

アドラーは、『他人の感情を優先するのではなく、自分が最善だと考える行動を取る』よう伝えています。これは自分勝手に振る舞えと言っているわけではありません。上記の例では、別の案を提示することで仕事が円滑に進む可能性があります。上司の指示に従った場合に比べ、よりスムーズな業務進行が期待できるのです。会社にとって、それはとても有益でしょう。

しかし我々は大抵の場合、上司の機嫌をうかがい指示に従ってしまいます。今回は勤務先での例を挙げましたが、これは家族関係や友人関係などにも該当することです。他者の期待に応えようとすればするほど、人は生きづらさやストレスを感じていくでしょう。

今を生きる

アドラーは、過去にとらわれたり未来を見つめたりすることも否定しています。今この瞬間を真剣に生きていれば、トラウマに縛られることも見えない未来に不安を抱えることもない、という考えです。

筆者の場合、”実母(毒親)に育てられなければ、もっと自己肯定感の高い人間になれたかもしれないのに”と考えることがあります。しかし、過去ばかり見ていても今は変わりません。自分を変えたいのであれば、今この瞬間の最善を考えるのが正しい思考です。

「毒親のせいで他人の顔色ばかり気にするようになった」という負の感情を捨て、自分が変わるにはどうすれば良いのか・今をどう生きれば良いのかを考えることが重要だと思っています。

アドラー心理学でおすすめの著書3選

①嫌われる勇気

筆者がアドラー心理学を学ぶために使用している著書です。重要だと感じたキーワードをメモしながら読むのがおすすめ。

1度読むだけでは理解できない可能性もあるので、何度も読み返して内容を吸収しましょう。会社や家庭、仲間内など、対人関係の悩みを持つ人の道しるべになります。

②アドラー心理学入門

日本アドラー心理学会認定カウンセラーである岸見一郎さんの著書です。心理学の内容だけでなくアドラーの生い立ちも掲載されているため、アドラーという存在自体に興味がある人にもおすすめの一冊と言えます。

③幸せになる勇気

嫌われる勇気の続編とも言われている著書です。嫌われる勇気で登場した『哲人』と『青年』が再び議論をしながらアドラーの思想を語っていきます。アドラー心理学をより深く理解したい人におすすめです。

生きづらさと決別するために学ぶアドラー心理学まとめ

この記事では、著書”嫌われる勇気”で有名なアドラー心理学についてお話しました。アドラー心理学を真に理解するには、これまで生きてきた半分の時間が必要だとも言われています。

現在42歳の筆者は、21年かけてやっと理解できる計算です。それでも63歳の自分が、生きづらさを手放し人間関係のストレスから解放され笑っていられるよう、学びを続けていこうと考えています。

あなたも生きづらさと決別したいと考えている場合、アドラー心理学に触れてみてはいかがでしょうか(*^-^*)

最後までお読みいただきありがとうございました!
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