こんにちは、みお(@miocatebig)です。
今回は、子なしの”あげるばかり問題”についてお話をします。
”あげるばかり”の立場にいる子なしであれば、そのことで親族等に不満を抱えるケースもあるのではないでしょうか?子なしである筆者も、モヤモヤを抱える人間の1人です。
そこでこの記事では、あげるばかりの子なしは損なのか?お年玉やお祝いはどうするべきか?などの疑問を、子なし目線で考えてみます。
あげる?あげない?
私には3歳の姪っ子がいます。弟夫婦の娘であり、姪っ子へのお祝いやお年玉は”当然あげるもの”だという認識です。
しかし、もちろんモヤモヤする部分もあります。そしてそのモヤモヤを理由に、姪っ子に関するお祝いを廃止しました。詳細は次項以降をご参照ください。
子なしが”あげるばかり”と感じる原因とは?
”あげるばかり”の状況にモヤモヤしている筆者ですが、子なし全員がその環境に不満を感じているわけではないでしょう。だとしたら、どのような環境がモヤモヤを発生させるのか。体験談を基にその原因を考察してみました。
子ではなく親が原因?
モヤモヤした感情を抱える原因は、子どもではなくその親が影響しているように感じます。私の場合は弟夫婦に思うところがあり、素直にお金を渡す気持ちになれません。
理由は”弟夫婦の大人としてのマナー”に疑問を感じているためです。私は弟の結婚式に出席した際、ご祝儀に10万円を包みました。当時は独身だったため家族として出席しており、引き出物はありません。それでも、”可愛い弟の門出なのだから当然だろう”と、大金をはたいたのです。
その後も出産祝いや子どもへのお年玉など、定期的にお金を渡すタイミングがありました。しかし、結婚祝いや出産祝いに対し、弟夫婦からの内祝いは一切なし。
加えて、私が再婚した際のお祝いは5,000円のお肉のみという不義理っぷりです。向こうは「お姉ちゃんなら優しいからこれで大丈夫」という気持ちなのでしょうけれど、私としては「なめられてる?」という印象でした。
お金の問題ではなく気持ちの問題
一方、夫の妹夫婦は”常識の塊”です。我々夫婦はバツイチの再婚同士。義妹は夫の1度目の結婚の際、既にお祝い金を包んでいます。そのため、私は義妹夫婦からのお祝いはお断りしていました。しかし入籍後に初めて会った際、義妹夫婦は「結婚おめでとうございます」という言葉とともに現金でお祝いを渡してくれたのです。
また、最近になって義妹夫婦がマンションを購入したため、兄夫婦としてお祝い金を包みました。ただ、正式なお祝い袋は使用せず、”ほんの気持ちです”という100均の袋を使用し、何度も「お返しはいらない」と念を押して渡したんです。しかし後日、義妹夫婦からは内祝いが届きました。
義妹夫婦には今のところ子どもはいませんが、こうした事情を加味すると、2人の子どもであればお年玉やお祝いも喜んで渡せるだろうと思います。
このように、子なしが不満を抱く原因の多くは、”親の対応”ではないか?と、私は考えているのです。
お返しをする子アリ夫婦もいる
子なしの親族からお年玉をもらった際、同額程度のお返しをする子アリ夫婦もいるようです。割合は少ないでしょうけれど、そういった親族であれば、子なし側の”あげっぱなし”という気持ちは減るでしょう。
つまり、あげた相手がそれを”当然”と思っているかいないかも、子なしの心境に影響を与える要素の1つと言えます。
あげたくない時はどうする?
私のように、モヤモヤした感情を抱えたままお金を渡しつづけている人もいるでしょう。「正直お金はあげたくないんだけど……」という子なしの気持ちはとてもわかります。そんな私は子アリの弟夫婦にどう対応しているのか。また、どんな心持ちで対応すれば心が軽くなるのかをご紹介します。
”あげない”という選択肢もある
モヤモヤしながら渡すのであれば、いっそ”あげない”という選択肢もあります。私の場合、”お年玉は子ども本人が使えるお金・お祝いは親の懐に入るお金”というイメージです(実家がそうだったので)。結果、私は姪っ子に対し、”お年玉は喜んで渡す。けれどお祝い金は渡さない”と結論を出しました。
弟夫婦のことは好きです。しかし、大人として最低限のマナーを怠る2人に対し、モヤモヤした気持ちがぬぐえないのも事実。”礼儀として内祝いを送るべきお祝い金”に対し何もしてこなかった弟夫婦の子どもに、お年玉以上のなにかを渡すつもりはありません。
お金は生活に直結するものであり、簡単に稼げるものでもないのです。「実の弟でしょ?心が狭くない?」と言われるかもしれないけれど、同じ両親から同じように”礼儀”を教わり育った姉としては、「どうして内祝いも返せないのか」という心理が働いてしまいます。
だからこそ、”あげたくなければあげない”という選択により、自分の気持ちと財産を守ることも必要です。
割り切る
他の親戚との兼ね合いや関係性など、結婚生活にはしがらみがつきものです。そのため前述したように、”あげるばかりでモヤモヤするから渡さない”という選択ができないケースもあるでしょう。その場合は、残念ながら割り切るしかありません。
負担を大きいと感じるのであれば、1度にあげる金額を抑えるなどの対策がおすすめです。下記にお年玉の金額相場と総額を記載するため、気になる方は参考にしてください(金額相場は自分の経験を踏まえた上で、複数のネット情報も参照しました)
- 就学前(1歳から)→1,000円×6年=6,000円
- 小学生→3,000円×6年=1万8,000円
- 中学生→5,000円×3年=1万5,000円
- 高校生→1万円×3年=3万円
上記の金額を渡しつづけると、子ども1人にかかるお年玉の金額は合計で6万9,000円です。私の印象は、「1人7万円弱か。意外と安いな」でした。
しかし親戚に子どもが複数いる家庭では、総額が2倍・3倍と膨れていくため、”就学前の子どもには渡さない・高校生を5,000円にする”など、1度の出費を抑える工夫も必要でしょう。
会わない
「どうしてもお年玉をあげたくない」という場合、お正月の集まりに参加しないのも1つの手段です。近年はコロナの影響で”自粛”を理由に集まらない選択ができるようになったのは助かりますね。
また、”子どもがいる親戚とタイミングをズラして帰省する”という方法も有効です。「熱があるから今回は遠慮する」「急な仕事が入って行かれなくなった」など、当たり障りのない理由で直前に断りを入れることだってできます。このように、”会わない”ことを選択するのも1つの手段です。
あげるばかり問題まとめ
この記事では、子なしが抱える”あげるばかり問題”について、筆者の主観を語ってみました。子どもがいる家庭では、出産祝いやお年玉、入学祝、就職祝いなど、子ども関連で親戚からお金を受け取るタイミングが何度もあるでしょう。しかし子なしの場合、子どもに関するお祝い事は一切ありません。
あげるばかりのモヤモヤを解消するためには、我が家のように”お年玉はあげるけどお祝いはあげない”など、一定のルールを定めることがおすすめ。
あげざるを得ない家庭では、”会わない・金額を減らす”などできうる限りの対策を立て、上手にスルーしましょうね。