こんにちは、みおです。
今回は自転車用タイヤの虫ゴムについてお話をします。
「数日でタイヤがペシャンコになる」「入れた空気がすぐに抜ける」など、自転車のタイヤから空気が抜けて困った経験はありませんか?そんな時は、真っ先に虫ゴムをチェックしましょう。タイヤ自体がパンクしている場合もありますが、空気が抜けてしまう原因の多くは虫ゴムです。
虫ゴムは100均でも購入でき、女性でも5分程度で交換が可能。この記事では、実際に交換した際の写真を掲載しながら手順をご説明します。
タイヤの空気が抜ける原因
虫ゴムが劣化している場合、数日でタイヤの空気が抜けてしまったり、入れたそばから抜け始めたりします。そんな時は虫ゴムをチェックしましょう。
虫ゴムのチェック方法
虫ゴムは、空気を入れるためのバルブを分解すると出てきます。まずは黒色のキャップとナットを外しましょう。
ナットは手で回せば簡単に外れます。
ちなみに、虫ゴムをチェックする前にナットが緩くなっていないかも確認してください。ナットが緩くなっていて空気が抜けている可能性もゼロではありません。
ナットをきっちり締めても空気が抜けるようなら、次に疑うのが虫ゴムです。ただ、虫ゴムのチェックはとても簡単なので、ここまできたら虫ゴムを見ておくことをおすすめします。
ナットを外すとプランジャー(虫)と言われるパーツが出てきます。これは引っ張るだけでOKです。
出てきたプランジャーを確認すると、やはり虫ゴムが切れていました。
本来であればプランジャーの先端(赤丸部分)を覆うようにかぶっているはずの虫ゴム。これが切れればプランジャーの穴から空気が漏れてしまいます。
虫ゴムについて
まずは虫ゴムについて簡単にお話します。
購入した虫ゴム
今回私が利用したのは、100円均一キャンドゥで購入した虫ゴムセットです。交換は初めてだったので、途中で虫ゴムが切れてしまったら嫌だなぁと考えて予備まで購入(結局使いませんでした)
ダイソーやセリアでも同じような商品を取り扱っているので、ご自宅から近い100均の自転車コーナーを覗いてみましょう。
英式バルブ
購入した虫ゴムは英式バルブ専用のものです。バルブの種類は他にも仏式や米式がありますが、一般的に利用されているママチャリであれば、ほぼ英式バルブとなります。
心配な方は自転車の取扱い説明書を確認してみましょう。
虫ゴムの交換方法
ここからは実際の交換手順を説明します。虫ゴムが切れかかっていたり外れていたりする場合は交換をしましょう。
交換手順
購入した虫ゴムセットから、プランジャー(写真上)と虫ゴム(写真下)を取り出します。
続いて虫ゴムにプランジャーを差し込みます。この時、プランジャーに開いている穴を塞ぐだけではなく、矢印の位置までしっかりとかぶせてください。
差し込みにくい場合は虫ゴムを水でしめらせ滑りを良くし、少しずつ動かしていきます。
差し込み終わったら虫ゴムを切ります。プランジャーの先端ギリギリではなく、余裕をもたせて切りましょう。
あとは外した時と逆の手順で取り付けるだけ。プランジャーの側面にある長細い突起部分を確認し、可能な限り奥まで入れてください。
続いてはバルブです。バルブも購入した虫ゴムセットに入っていたものを使います。最後までしっかり締め込みましょう。
ここまでくれば、あとは普段通りに空気を入れてキャップをするだけ。
この状態で数日経っても空気漏れがなければ、修理完了です。これでもなお空気が抜けてしまう場合は、残念ですがタイヤ自体のパンクを疑いましょう。
虫ゴム交換の所要時間
私は写真を撮影しながら作業を行ったので、空気を入れてキャップをするまで10分ほどかかりました。しかし、交換のみであれば女性でも5分程度で可能です。
虫ゴムの交換は、自転車店に持ち込んでも数百円ほどで対応してくれます。ただ、空気の抜けた自転車を移動するのは大変なため、ご自身で行うことをおすすめします。
交換時期の目安
虫ゴムの寿命は半年から1年です。私は3年近く交換を怠っていたため、今回のように虫ゴムが跡形もなく消し飛んでいるという状況に陥りました。そのため、虫ゴムのチェックと交換は定期的に行うことをおすすめします。
自転車のタイヤに関するおすすめ商品
空気入れ
私は足で踏むタイプの空気入れを使用しています。ペダルを踏むだけのお手軽空気入れは女性におすすめ。手動の空気入れに比べてサイズが小さく、靴箱に入るため保管もラクです。
また、空気圧計がついているタイプを選ぶとタイヤの空気圧を適正数値に維持できます。私は1人暮らしの時から愛用していました。
スーパーバルブ
現在は虫ゴムの交換が不要なスーパーバルブとう商品も出ているようです。
私は交換後にスーパーバルブの存在を知ったため後の祭りでしたが、良い口コミが多かったのでご紹介しました。
自転車用タイヤの空気まとめ
今回は、自転車用タイヤの虫ゴム交換手順をご紹介をしました。普段から自転車を利用する習慣のある方は、これを機会にぜひ虫ゴムのチェックをしてください。
乗りたい時に気軽に利用できる自転車にも、定期的なメンテナンスは必要です。虫ゴム交換は女性でも簡単にできるため、点検は寒い冬が来る前に済ませることをおすすめします。