こんにちは、みおです。
今回は、子なし主婦のお話をします。
子なし主婦って肩身が狭いですよね( ;∀;)
別になにも悪いことをしているわけじゃないのにオカシイナ……。だとしたら、肩身の狭さって何が原因なのでしょう?あなたも理由を知ることで、”肩身が狭い”という思考を改善できるかもしれません。
実際、つい最近まで肩身の狭さを感じていた私も、今では気にせず過ごせるようになりました。そこでこの記事では、子なしの肩身を狭める原因と、筆者がそこから脱却した理由をご紹介します。
肩身が狭い理由
まずは子なし主婦が”肩身が狭い”と感じてしまう理由についてご紹介します。
周囲からの圧力
「結婚したら子どもを生むべき」という風潮が根強く残る中、既婚者が子なしでいれば、周囲から圧力がかかる可能性は高いです。親や親族から「そろそろ子どもは?」と言われれば負担になりますし、兄弟やいとこなどが子どもを持てば「自分だけ子なしなんて…」と引け目を感じるかもしれません。
私も弟の子どもを見た祖母から「アンタも1人くらい生まなきゃどうしようもないよ」と言われた経験があります。子なしは世間にとってどうしようもない存在なのか。そう感じ、周囲から置いてけぼりをくらった気分になりました。
また、友人や知人、同僚などからの”悪意ない圧力”の存在も厄介です。「結婚おめでとう!子ども楽しみだね!」などと、流れるように声をかけられた経験がある人も多いのではないでしょうか。
子どもができない・そもそも子どもが欲しくない・金銭的に子どもを諦めているなど、既婚者にもさまざまな人がいます。しかし、大多数の人が子どもを産み育てている中、少数派の子なしは理解されにくい。そのため、結婚=子どもの風潮に、肩身の狭い思いをする人もいるでしょう。
近所の目
私は2度の結婚生活経験者です。1度目の結婚では、数十世帯が入る7階建てのマンションに住んでいました。
肩身の狭い思いをしたのは主に出勤時。子どもを送迎バスに乗せ終えたママさん達が、エントランスで道をふさぐように輪になって会話を楽しんでいるのです。輪の中には決して入ることがないであろう子なしの私にとって、見るだけで「うわ~」と感じる圧がありました。
大抵は話に夢中でこちらの存在に気づいてくれないので、私が「すみません」と謝罪しながら通り抜けことになります。向こうは何も思っていないでしょうけれど、毎朝ゆううつで仕方なかったです。
また、戸建てに住む今も、子持ちばかりのご近所さんを前に委縮することがあります。休日は朝から子どもが家の前で楽しそうに遊んでいるため、庭に出る際は時間をずらすこともあるほどです。これは周囲からの圧力同様、子なしという疎外感や負い目を感じているから起こる感情かもしれません。
罪悪感
”肩身が狭い”と感じる根本には、子なし本人が抱える罪悪感があるのでは?と思います。
- 「孫の顔を見せてあげられない」という親への罪悪感
- 「子どもを産んでいない」という世間への罪悪感
- 「生産性がない」という言葉への罪悪感
こうした感情に自分自身が縛られているせいで、世間から置いて行かれている気持ちになり肩身が狭くなっているように感じます。
私自身、子アリが偉いとか、子なしがダメだとか、そんなことは微塵もないと信じていますが、風当りの強い子なし自身が抱える罪悪感を消すのは難しいのが現実です。
肩身が狭くなくなった理由
ここからは、私自身が”子なしの肩身の狭さを感じなくなったな”と思えるようになった理由をご紹介します。
毒親からの解放
私は20代後半から「結婚しろ」「子どもを産め」と実母に脅迫めいたお願いをされ続けていました。それが1年ほど前に終焉を迎えたことで、私の中の罪悪感は減少。結果的に、肩身の狭さを感じにくくなったように思います。
交友関係の縮小
現夫と再婚し、地元を離れ他県に移り住んだことも理由の1つです。
再婚前は子どもを持つ知人が近隣に複数いたため、”子連れの友だちと外食・私以外みんな子持ち”なんてこともありました。しかし物理的な距離が離れたことをきっかけに、価値観の会わない子持ちの友人と距離を置くようにしたのです。今まで贈っていた誕生日プレゼントも、無言で廃止しました。
今は”子なしの友人”もしくは”子持ちでも価値観の合う友人”としか連絡を取っていません。そのため、無用な圧力をかけられることがなくなり穏やかな気持ちでいられるようになっています。
在宅での仕事
勤務先に出社すれば、自分の意思とは無関係に子どもの話が耳に入ってくることもあります。また、同僚から子どもについて問われることも。
しかし、Webライターとして自宅で仕事をするようになってから、子どもに関する話を聞いたり聞かれたりすることがなくなり、肩身の狭さが減少しました。同僚からの妊娠報告で、つらく悲しい気持ちに苛まれることもありません。
専業主婦だって立派な仕事
子なし主婦の肩身の狭さを語る時、高い割合で出てくるのが”専業主婦”という言葉です。「子どもがいないのになんで仕事しないの?」と、余計な質問をしてくる人っていますよね。
専業主婦であれ兼業主婦であれ、夫婦で納得しているなら他人が口を挟む話ではありません。なのに結構いるんです。私も言われたことがありますし。
そもそも専業主婦だって立派な仕事です。ちゃんとやろうと思えば思うほど、料理も掃除も洗濯も時間がかかります。立ちっぱなしの作業も多く、順序だてて要領よく進めるには頭を使う仕事です。
しかも365日休みなし。会社員なら週に1~2日は休めるのに、主婦には休みがありません。兼業主婦となった今でも「専業主婦はラクをしている」という考え方に、私は反感を覚えます。
子なし主婦の肩身の狭さって?まとめ
この記事では、子なし主婦が肩身の狭い思いをする理由と、筆者がそこから脱却した理由をご紹介しました。子なしだろうが専業主婦だろうが、周囲にとやかく言われる筋合いもなければ、肩身の狭さを感じる必要もありません。
それぞれの夫婦が、それぞれの生き方として選択した道です。自分が幸せならそれでいい。他人の価値観にとらわれず、あなたらしい人生を送りましょう。