
こんにちは、みおです。
今回は毒親についてお話します。
毒親とは一般的に、”子どもをコントロールしたがる・過干渉・価値観を押し付ける”などの特徴を持つ親を指します。中には虐待などのケースもあり、”子どもに害をなす親”の相称といえるでしょう。
2021年11月に、20歳以上60歳未満の男女1,210人(男性102人・女性1,108人)を対象に行われたインターネット調査では、対象者の6割以上が「親が毒親だった」と回答しています※合同会社serendipity調べ
この結果から、親が子どもの毒となる事例が多いことがわかるでしょう。私も毒親からたくさんの苦痛を与えられた1人です。そこでこの記事では、典型的な毒親と思われる筆者の母の事例をご紹介します。
毒親と感じる母親の言動6選


過干渉がテンプレである私の母。理不尽だと感じる言動も多く、”支配”という言葉が脳裏をよぎる瞬間もあります。我が家の親子関係は異常なのかもしれません。
①過干渉
私が母親の過干渉に気づいたのは20代前半の頃でした。それまで、仕事以外で帰宅が遅くなることは皆無だった私。しかし会社員生活に慣れてくれば、それなりに夜遊びの頻度は増えるものです。
私は入社2年目のある日、男女含めた複数人の同期と遠方に遊びに出かけました。移動は同期の自家用車です。帰宅が0時を過ぎそうだったため、途中、母には帰宅が遅くなる旨と現在位置のメールを送信しました。
自宅までは同期が車で送ってくれます。夜道を1人で歩くわけでもないですし、連絡さえしておけば問題ないだろうと楽観視していた私。しかし帰宅すると、母が玄関の前に仁王立ちで待ち構えていたのです。
鬼のような形相で「遅い!」と下唇を噛む母。私は”定期的に現在位置を連絡していた・同期が車を出してくれている以上、自分だけ帰ることはできない”と反論しました。それでも母は「アンタはみんなと違うの!アンタは早く帰らなきゃだめ!なんでそれが言えないの!」とヒートアップ。
私の何がみんなと違うのか。1人の都合でみんなの帰宅を早めることに対し母は何も感じないのか。それまで母に抱いていた違和感が、形になって現れた瞬間でした。



もしかしたら母は私が、”帰りたいのに帰れない状況にある”と考えたのかもしれません。しかし当時の私は同期との外出を楽しんでいましたし、仕事のグチの言い合いでストレス発散にもなっていました。
また、27歳で初めて1人暮らしを始めた際には、”帰宅したら必ず母にメールを送る”という誓約もありました。私は1人目の夫と29歳で結婚するまで、2年以上この誓約を守り続けるハメに……。
会社員という立場上、終業後の飲み会などもあります。そんな日は忘れずに事前連絡をしなければならず、とても面倒で苦痛でした。最終的に、”帰宅が遅くなる日は適当な時間にウソの帰宅メールを送る”という習慣がついたほどです。
私が1人目の夫と離婚して再び1人暮らしを始めた際も、「お母さんに帰宅メールを送る毎日が戻ってきたわね」と発言した母。この頃、私は32歳です。我が家の親子関係は異常だと気づいていたので、キッパリ断りました。
②絶対に謝らない
母は絶対に謝りません。某携帯ショップで待ち合わせをしたある日のこと。連絡もなしに15分ほど遅刻をした母が最初に発したセリフは「あら~!外で待ってたの?こんな寒いのに!」でした。
その後も謝罪の言葉は一切なし。だったらせめて遅刻の連絡くらいしなさいよ……と思います。
③価値観を押し付ける
母から押し付けられた大きな価値観といえば”出産”でしょう。詳細は別の記事に書いています↓


私の出産を望んでいた母は、同時に結婚も強要し続けました。これは”娘の人生をコントロールしたい”という強い気持ちの表れでしょう。
我が家の両親は口も利かないほどの不仲です。それなのに、娘には結婚を強要します。「結婚はしてもしなくてもいい」と言ってくれる母親なら、どんなに幸せだっただろうかと思う日々です。
④否定する
子どもがやろうとしていることを否定する傾向も強いです。やることなすこと否定されるため、中学を卒業したあたりから母に悩み相談はしなくなりました。
私が1人暮らしを始めた際は「アンタに1人暮らしはムリ」「料理も出来ないくせに」「掃除なんてまともにやらないだろう」など、否定的な言葉の数々も。
1人暮らしのきっかけが母との大喧嘩だったという経緯もあり、最終的に「勝手に出ていかれるお母さんの気持ちも考えなさい!」という怒号を背に家を出ました。
⑤情に訴える
「あなたのためを思って言っているの」というセリフを皮切りに、子どもに価値観を押し付けようとする母。「どうしてお母さんの気持ちを分かってくれないの?」「こんなに大切に育てたのに」「本当に困ったとき、頼れるのは親だけよ?」など、情に訴える言葉も多く聞きました。
「あなたのためを思っている」と言いながら、母は母自身のことしか考えていません。私からすれば、それは”無償の愛”ではなく”押しつけがましい愛”でした。
⑥娘を所有物だと思っている
弟が結婚した際、母が発した言葉に嫌悪感を抱いた経験もあります。
母は私に向かって、「息子はお嫁さんのものになっちゃうから、やっぱり娘じゃなきゃダメね。あなたも女の子を産んでおくべきよ。老後寂しくないように」と言ったのです。
つまり我が家の親子関係は”母と娘”ではなく”所有者と所有物”。対等な関係には永遠にならないのでしょう。
あまりにも苦痛で、こちらの本を購入したこともあります↓
ちなみに、この本には我が家以上に壮絶な毒親っぷりが描かれていました。「私はまだマシなんだな」と理解した瞬間です( ;∀;)
毒親の特徴まとめ


この記事では、筆者の実体験をもとに毒親の特徴をご紹介しました。毒親の中でも、恐らく我が家のケースは軽度な部類に入ると思います。しかし、子どもである私が抱える苦しみが計り知れないのも事実です。
再婚して他県で暮らす今は、物理的な距離が離れたことで母からの干渉も減りました。それでも、たまに来るLINEや電話に息苦しさを感じる日もあります。
毒親は、自分が子どもに害をなしていると気づかないケースが多いようです。毒親に悩んでいる方は、自分の中に壁を作るなど、あなた自身を守るための手段を考えてみましょう。