毒親は理解されない?わかってもらえない理由と対処法

みお

こんにちは、みお(@miocatebig)です。
今回は毒親のお話をします。

過干渉や支配、強要、無関心、暴言、暴力など、毒親のタイプや程度はさまざまです。しかしどのケースでも、周囲に毒親持ちであることを理解してもらえず苦しむ人がいます。これは毒親が、”世間一般の常識”に当てはまらない少数派だからです。

そこでこの記事では、毒親を持つ筆者が「毒親育ちはなぜ理解してもらえないのか?理解されず苦しい時の対処法にはどのようなものがあるのか?」を解説します。重要なのは、”毒親は常識では理解できない存在”だと念頭においておくことです。

筆者の毒親エピソードはこちら↓

目次

毒親をわかってもらえない理由

人間は、自分が経験していないことを具体的に想像したり、理解したりできません。つまり毒親ではない家庭で育った人にとって、毒親は”意味がわからない存在”です。

そのため、いくら毒親の不満や愚痴、過去のトラウマなどを話しても、「親なんだからうるさく言うのも当然」「どこの家も同じだよ」「気にしすぎじゃない?」などと言われて終わるケースがほどんど。未知の生物と言っても過言ではない毒親を、理解してもらうことは難しいのです。

毒親持ちが苦しむ理由

ここからは、毒親持ちがどうして苦しんでいるのか、具体的な理由をご紹介します。

”親”に対する世間イメージ

一般的に、親は子どもに無償の愛を与えるものと考えられています。子を守り、教育し、唯一無二の味方となる存在です。一方、毒親はそうではありません。歪んだ愛情を押し付ける過干渉タイプやネグレクト(無関心)タイプ、怒りをぶちまけるタイプなどさまざま。どれも程度が度を越しており、子どもに多くのストレスを与えます

しかし毒親持ちでない人はそれが想像できないため、いくら親の悪い所を伝えても、「子どものことが心配なんでしょ?」「大切に育ててくれたんだから」「親を悪く言ってはいけない」などと責められる可能性が高いです。このように、周囲に理解してもらえないどころか注意を受けることが、毒親持ちの苦痛を増していく要因と言えます。

親への罪悪感

たとえ毒親だとしても、自分をここまで育ててくれた恩はあります。そのため、親孝行しなければいけない・親をないがしろにしてはいけないといった罪悪感を抱える毒親持ちも多いようです。

親に会うのが苦痛でも、罪悪感から共に行動するケースもあり、疲労とストレスで神経をすり減らします。周囲から「親が寂しがってるんじゃない?」などと言われればなおさら。自分が親不孝な子どもであると考え、自己嫌悪で苦しむこともあるでしょう。

毒親を理解されず苦しい時の対処法

毒親は基本的に理解してもらえない存在です。そのため、対処法を把握し少しでも心を穏やかに保つ対策をおすすめします。

理解されないことを知る

毒親持ちである以上、親への恨みや不満、過去に受けた傷など、心情的なものを誰かに聞いてほしいと考えるのは当然です。しかし他人にいくら説明したところで、あなたが受けた傷を真に理解してくれる人は稀でしょう。そのため、基本的には毒親を理解してもらおうと思わないことが重要です。

毒親でない家庭で育った人には、毒親の内情をいくら伝えても理解できません。それどころか、こちらが傷つくような返答をされる可能性もあります。そのため、自ら毒親について語るのは避けるのが無難です。

他人の親の話はスルーする

誰かが親との仲良しエピソードを語っていても、あの子は幸せな家庭で育ったのね……程度に聞き流すのがおすすめです。「うちは酷い親で……」などと話を広げようとすれば、逆に打ち負かされてしまう危険性があります。自分を傷つけないためにも、むやみに家庭の事情を語らないようにしましょう

伝える相手を絞る

筆者の場合、学生時代の友人にかなり強烈な毒親を持つ女性がいます。彼女であれば毒親についてどれだけ愚痴を言っても共感してもらえるため、理解してもらいたい場合は同じレベルの毒親持ちと分かち合うのがおすすめです。

一方で、毒親持ちの仲間を探すのが難しいのも事実。毒親育ちであることを隠している人も多いため、出会えるのは奇跡と言えます。そこで活用できるのがSNSやブログです。ネット上で気持ちを分かち合える相手を探すことで、共感の輪が広がり理解者が増やせます。

事実だけを伝える

結婚相手や近しい友人などには、毒親であることを伝えておいた方が都合の良いケースもあります。しかし、その場合でも心情的な情報を織り交ぜるのは控えたほうが良いでしょう。

毒親のことを話す時は、毒親についての事実だけを伝え、その結果今の自分にどんな影響を及ぼしているのかを説明するのがおすすめです。たとえば、「毒親へのトラウマが大きく、親から電話がくるだけで呼吸が苦しくなる」「一緒にいると恐怖で手が震える」など、毒親が自分に与える要素を伝えます。

それでも「親がかわいそう」などと反論してくる人がいれば、余計なことは言わず「この人には理解できないんだな」と諦めるのが一番の手段でしょう。

当たり障りのない回答をする

学校や職場など多くの人が集まる場所では、挨拶をするのと同じくらいの軽い気持ちで「休みは家族でどこに行ったの?」「お正月は実家に帰った?」などと聞かれるケースもあります。そんな時も、余計なことを言うのは厳禁です。「うちの親は連休も仕事だから出かけられないんだ」「親も予定があって実家に帰るのはまた今度って話になったよ」など、当たり障りのない言葉でその場をしのぐのが妥当と言えます。

毒親持ちは「親がかわいそう」などと言われ孤独感と罪悪感を抱いてしまう可能性が高いため、口をつぐんで自分を守ることが重要。特殊な家庭環境で育った自分を、自分自身で労わりましょう。

毒親をわかってもらえない理由と対処法まとめ

この記事では、毒親育ちはなぜ理解してもらえないのか?理解されず苦しい時の対処法にはどのようなものがあるのか?についてご紹介しました。

毒親は”常識では理解できない存在”です。そして人は、自分が経験していない物事を想像したり理解したりできません。そのため、周囲に毒親をわかってもらおうと無理に話をするのは厳禁。身近に理解者がいなければ、SNSやネット上で同じ境遇の人を探し、共感し合うことで少しでも傷を癒すのがおすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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